今ニコ生界で、話題の歌い手がいる。
その歌い手は再生回数0、つまりまだデビューもしていないのに、歌い手界隈では
知らない人はいない、というくらいにすでに有名人で、大物の風格すら漂っているというのだ。
どういうことかというと、以下のあるMIX師(主にボカロ曲の音響加工、編集をする人)達に
届いたメールをご覧頂きたい。
更にはオリジナル曲の製作依頼も
著名な歌い手、MIX師複数人にこういった旨のメールが続々と届いているという。
なにより特筆すべきは、遥かな高みから、繰り出される彼の語調、論調だろう。
「○○様が投稿された動画、とても完成度が高いものでした、これからも精進してください。」
これは決して、オーディションや、楽曲コンペに、参加して届いた落選メールではない。
製作依頼としてメールが届き、MIXや楽曲をお願いされているという立場だというから驚きだ。
依頼しているにも関わらず、「これからも精進してください」と更なる向上を促す、圧倒的遥かな高み。
常人なら気後れする内容なだけに、悠々と言ってのける白夜氏は大物の素質が充分にあると言えるだろう。
そして文末の一文に、彼のただならぬやる気を感じさせられることになる。
「PS, 俺は本気なので、生半可な気持ちだったら受けなくていいです。」
なんとネタではなく、メールに書いている内容はすべて本気だというのだ。
真剣に歌い手を目指し、オリジナル楽曲にも意欲的な白夜氏。
適当に人気曲を歌い、再生数を上げて、俺も歌い手デビュー()なんて考えてる
なんちゃって歌い手志望とは一線を画す、白夜氏の姿勢、これには感服である。
▼あとがき
筆者も弱輩者ながら、作曲、アレンジャーとして、ボカロ曲のMIX作業などに携わってきました。
「MIXお願いします」とお願いされるのは、決して嫌なことではありませんが
しかし、お互いの熱量に少し差があるなと感じることが多々あります。
まずMIXは作曲と同じく、その人のクセがかならずあり、作業にも膨大な時間と神経を使います。
MIDIデータで各パートの調整が出来ない、カラオケ音源とボーカルを合わせる作業だけでも、それは同じです。
ちなみに音量を合わせるだけの作業なら、フリーソフトもありますので、そちらを使えば誰でもすぐにできます。
(これだけでMIX師と名乗ってる人もまれに見かけますが・・・)
カラオケにボーカル音源を乗っけるだけの作業といえでも、やることは多量にあります。
リズムが合ってなければ容赦なく切り、音量のばらつきを調整し、弱いところはコンプをかけてアタックを出したり
オートメーションで書き上げて持ち上げる、当たっている周波数はイコライザーで調整、リップノイズもすべて消す。
それに加えピッチ直しなど、完璧にすればするほど、やることは増えていきます。
これは絵師さんなど、ほかの作業をする人にも言えるかもしれませんが
「○○して下さい」、と依頼するときは、その人があなたのために、時間と神経を使うことを忘れないで下さい。
無償とはいえ、こちらも自分の作品として、手を抜く事はできないので、その覚悟でお願いしてほしい。
そしてできれば、その人の、公開している作品を見たり聴いたりして、自分の好みにあう方を探して
「ここをこうしてほしい」などの、リクエストを遠慮なくしてほしい。
お互いにいい作品を作りたいという姿勢は一緒なので、後で「ここはこうしてほしかったな」
となるよりかは絶対いいです。
とまあ、いろいろ能書きを垂れましたが、このCDが売れない時代、本気で歌を歌いたいと思い
歌い手を目指している、情熱のある白夜氏のようなかたは、個人的には好きです。
ただ、ご依頼されるときは、作り手の大変さをもう少しご理解いただければ、と感じます。
ましてやオリジナル曲なんて、その作曲者の”子供”みたいなものです。
大抵の方が苦労し、難産の末、産むことのできた子供だということを認識し、大事に扱ってほしい。
そして歌い手だけではなく、ぜひ作曲の楽しさ、奥深さも知っていただきたい。
白夜氏のデビューを楽しみにしています。
その歌い手は再生回数0、つまりまだデビューもしていないのに、歌い手界隈では
知らない人はいない、というくらいにすでに有名人で、大物の風格すら漂っているというのだ。
どういうことかというと、以下のあるMIX師(主にボカロ曲の音響加工、編集をする人)達に
届いたメールをご覧頂きたい。
メールボックス見たら僕にも白夜さんからメール来てた
すごい内容だな・・・ pic.twitter.com/km1ZPOMgoR
— じっぷす@8/3ETAたまアリ (@Zips3) 2014, 7月 19
俺にもこのMIX依頼来てた… pic.twitter.com/QlsNMwoD9e
— 窓付き@ (@madotsuki_) 2014, 7月 19
更にはオリジナル曲の製作依頼も
著名な歌い手、MIX師複数人にこういった旨のメールが続々と届いているという。
なにより特筆すべきは、遥かな高みから、繰り出される彼の語調、論調だろう。
「○○様が投稿された動画、とても完成度が高いものでした、これからも精進してください。」
これは決して、オーディションや、楽曲コンペに、参加して届いた落選メールではない。
製作依頼としてメールが届き、MIXや楽曲をお願いされているという立場だというから驚きだ。
依頼しているにも関わらず、「これからも精進してください」と更なる向上を促す、圧倒的遥かな高み。
常人なら気後れする内容なだけに、悠々と言ってのける白夜氏は大物の素質が充分にあると言えるだろう。
そして文末の一文に、彼のただならぬやる気を感じさせられることになる。
「PS, 俺は本気なので、生半可な気持ちだったら受けなくていいです。」
なんとネタではなく、メールに書いている内容はすべて本気だというのだ。
真剣に歌い手を目指し、オリジナル楽曲にも意欲的な白夜氏。
適当に人気曲を歌い、再生数を上げて、俺も歌い手デビュー()なんて考えてる
なんちゃって歌い手志望とは一線を画す、白夜氏の姿勢、これには感服である。
▼あとがき
筆者も弱輩者ながら、作曲、アレンジャーとして、ボカロ曲のMIX作業などに携わってきました。
「MIXお願いします」とお願いされるのは、決して嫌なことではありませんが
しかし、お互いの熱量に少し差があるなと感じることが多々あります。
まずMIXは作曲と同じく、その人のクセがかならずあり、作業にも膨大な時間と神経を使います。
MIDIデータで各パートの調整が出来ない、カラオケ音源とボーカルを合わせる作業だけでも、それは同じです。
ちなみに音量を合わせるだけの作業なら、フリーソフトもありますので、そちらを使えば誰でもすぐにできます。
(これだけでMIX師と名乗ってる人もまれに見かけますが・・・)
カラオケにボーカル音源を乗っけるだけの作業といえでも、やることは多量にあります。
リズムが合ってなければ容赦なく切り、音量のばらつきを調整し、弱いところはコンプをかけてアタックを出したり
オートメーションで書き上げて持ち上げる、当たっている周波数はイコライザーで調整、リップノイズもすべて消す。
それに加えピッチ直しなど、完璧にすればするほど、やることは増えていきます。
これは絵師さんなど、ほかの作業をする人にも言えるかもしれませんが
「○○して下さい」、と依頼するときは、その人があなたのために、時間と神経を使うことを忘れないで下さい。
無償とはいえ、こちらも自分の作品として、手を抜く事はできないので、その覚悟でお願いしてほしい。
そしてできれば、その人の、公開している作品を見たり聴いたりして、自分の好みにあう方を探して
「ここをこうしてほしい」などの、リクエストを遠慮なくしてほしい。
お互いにいい作品を作りたいという姿勢は一緒なので、後で「ここはこうしてほしかったな」
となるよりかは絶対いいです。
とまあ、いろいろ能書きを垂れましたが、このCDが売れない時代、本気で歌を歌いたいと思い
歌い手を目指している、情熱のある白夜氏のようなかたは、個人的には好きです。
ただ、ご依頼されるときは、作り手の大変さをもう少しご理解いただければ、と感じます。
ましてやオリジナル曲なんて、その作曲者の”子供”みたいなものです。
大抵の方が苦労し、難産の末、産むことのできた子供だということを認識し、大事に扱ってほしい。
そして歌い手だけではなく、ぜひ作曲の楽しさ、奥深さも知っていただきたい。
白夜氏のデビューを楽しみにしています。
コメント
コメント一覧 (10)
どこでだよ?
笑えたし、話題作りとしては成功してるなーと思った
ミツルは素でこんなんだからな。
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